【現地レポ】大山阿夫利神社の見どころ完全ガイド!ご利益・御朱印からアクセスまで徹底解説

大山阿夫利神社下社拝殿 神社参拝

今回は、以前3月のまだ少し肌寒い春先に参拝した『大山阿夫利神社』の様子をレポートします。

夏の青葉の時期や秋の紅葉も素敵ですが、春の手前の少し澄んだ空気の中での参拝も格別でした!

神奈川県伊勢原市にそびえる霊山・大山(標高1,252m)。

その中腹と山頂に鎮座する大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)は、創建から2,200年以上の歴史を持つと伝えられる、相模の国を代表する由緒ある古社です。

江戸時代には「大山詣り」として庶民の間に大ブームを巻き起こし、年間20万人もの参拝者が訪れたとも伝えられています。

今回は実際に足を運んだ筆者が、名物「こま参道」から、ケーブルカーで向かう下社の荘厳な雰囲気、絶景、御朱印・お守り情報、アクセス方法など、余すところなくレポートします。 

大山阿夫利神社とは?歴史と祀られている御祭神について

古くから地域を見守る大山阿夫利神社の成り立ちと歴史エピソード 

大山阿夫利神社の創建は、第10代天皇・崇神天皇の御代(紀元前97年ごろ)にさかのぼると伝えられています。

これほど古い歴史を持つ神社は全国でも多くはなく、平安時代中期に編纂された『延喜式神名帳』にも相模国の式内社として名が記されており、古くから朝廷にも重視されていた格式の高さがうかがえます。

大山は古代から「あめふり(あふり)山」と呼ばれ、雨雲を呼ぶ山として雨乞いや五穀豊穣の祈願の対象とされてきました。

「阿夫利(あふり)」という社名そのものが「雨降り」に由来するとされており、農業を生業とする人々にとって大山は文字どおり「恵みの水をもたらす神の山」でした。

中世には武士たちの信仰を集め、源頼朝や北条氏、徳川家康なども参拝・社領寄進を行ったと伝えられています。

江戸時代になると「大山詣り(おおやままいり)」として庶民の間でも大流行し、江戸を中心に各地から参拝者が押し寄せました。

当時の大山詣りは単なる参拝にとどまらず、道中の宿場での逗留や土産物の購入なども含めた「旅行文化」として根付いており、落語や浮世絵にもその賑わいが描かれています。

明治以降は神仏分離令によって大山寺と分離し、現在の「大山阿夫利神社」として新たな歴史を歩み始めます。

昭和6年(1931年)にはケーブルカーが開通し、それまで険しい山道を歩いてしか参拝できなかった下社へのアクセスが劇的に改善されました。

現在も年間を通じて多くの参拝者と登山者が訪れる、神奈川を代表する霊山の社として受け継がれています。

御祭神「大山祗大神」「高龗神」「大雷神」はどんな神様?

大山阿夫利神社の御祭神は、

大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)

大雷神(おおいかずちのかみ)

高龗神(たかおかみのかみ)

の三柱の神様です。

山頂の本社に大山祇大神、奥社に大雷神、前社に高龗神が鎮座されており、中腹にある下社にはこの三柱の神様が合わせて祀られています。

大山祇大神は山の神・水の神として広く知られる神様で、あの富士山の御祭神として有名な「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」の父神にあたります。

山全体を司る大らかな神格を持ち、農業・漁業・産業の守護として古来から信仰されてきました。

また、山から流れ出る水の恵みを守る神としての神格から、「水の守護」「五穀豊穣」「家内安全」といった御神徳が伝えられています。

大雷神は雷を司る神様で、大山では古くから「大天狗」とも呼ばれてきました。

雷は農業における雨をもたらすものとして恵みの象徴でもあり、同時に火災や盗難を遠ざける強い力を持つとして、火防・盗難除けの御神徳でも知られています。

高龗神は水を司る神様で、こちらは「小天狗」とも呼ばれる存在です。

山の湧き水や水流を守護する神として、農業・水産業に従事する人々の信仰されてきました。

さらに、海からもよく見えるランドマークである大山の特性から、航海の安全・海人の守り神としても古くから崇められており、山頂の前社には海人たちの守り神「鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)」も合祀されています。

【参拝レポ】大山阿夫利神社の見どころと境内の様子

鳥居から神門、そして荘厳な御社殿へ

訪れたのは2023年3月の平日。

伊勢原駅からバスに乗り、終点「大山ケーブル」バス停で降りると、目の前には「こま参道」の入口が現れます。

大山の名物工芸品「大山こま」にちなんで名付けられたこの参道は、ケーブルカー乗り場まで続く約400mの石段の参道です。

両脇にはお土産屋・豆腐料理店・旅館が軒を連ね、江戸時代の大山詣りの賑わいを現代に伝えるような雰囲気が漂っています。

石段を一段一段上がっていくと、踊り場のタイルに「こま」のデザインが施されています。

石段の途中、右手には小さな稲荷社があり、ご挨拶。

大山詣りの「道中そのものが参拝である」という文化の名残を感じさせます。

山だから当たり前ですが、ケーブルカーに乗るまでもなかなか大変でした。

めっきり身体を動かす機会が減ってしまった筆者にはかなり辛い参道の道のりでした(ヽ´ω`)

ケーブルカー乗り場に到着したら、いよいよ大山ケーブルカーに乗車します。

たった6分の乗車時間ですが、車窓から見える山肌が刻一刻と表情を変え、標高がぐんぐん上がっていく感覚は独特の高揚感?…ワクワクしましたね♪

因みにケーブルカーに乗ったのは初めてです(^^)

阿夫利神社駅を降りると、目の前には下社へと続く石段が現れます。

この石段もなかなかの段数がありますが、上り切った先に待っている景色を思えば足取りも軽くなります♪

石段を上り、拝殿の前へ…

正面には白木造りの重厚な拝殿が構え、その背後には大山の山体がどっしりと聳えています。

拝殿前で手を合わせ、初めましてのご挨拶をさせていただきました。

境内全体に漂う静謐な空気感は、標高696mという高所ならではのものなのでしょうか。

神聖で凛とした雰囲気がありました。

境内の隠れた見どころと「ミシュラン2つ星」の絶景

大山阿夫利神社の下社が多くの参拝者を惹きつけるのは、その歴史と御神徳はもちろん、境内から望む景色の素晴らしさがあります。

フランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星を獲得しているほどの絶景です。

拝殿脇から視線を南に向けると、眼下に広がるのは相模平野と相模湾の大パノラマ。

天気の良い日には、はるか遠くに房総半島や伊豆諸島、伊豆半島の稜線まで見渡すことができます。

筆者が訪れた日は快晴とまではいかず、雲の多い空でしたが、相模湾の水面が眼下に広がる光景は圧巻のひとことでした。

また、下社の拝殿地下へと続く洞窟(神泉)には、名水として知られる「御神水(ごしんすい)」が湧き出しています。

大山は「あめふり山」と呼ばれるほど水と深い縁を持つ山で、古来より山の湧き水は神聖なものとして大切にされてきました。

水の流れる音を聞きながら境内を歩くと、自然と心が落ち着いてくる感覚があります。

下社の石段下には「茶寮 石尊(せきそん)」があり、参拝後の休憩にも最適です。

大山の自然を眺めながら一息つける空間として、登山や参拝の疲れを癒すのにぴったりです。

境内の摂社・末社めぐり

大山阿夫利神社の境内には、本殿・拝殿の他にもいくつかの摂社・末社が鎮座しており、それぞれに独自の御神徳と歴史があります。

まず、下社で参拝したいのが「浅間社(せんげんしゃ)」です。

富士山の御祭神として知られる木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られており、縁結び・美と繁栄の守護として信仰されています。

木花咲耶姫命は大山祇大神の娘神にあたるため、この地に祀られることには深い縁が感じられます。

浅間社では下社とは別の独立した御朱印も授与されており、御朱印収集を楽しむ参拝者にとっても見逃せないスポットです。

徒歩で山を登る登山道の途中、男坂と女坂の分岐点には「追分社(おいわけしゃ)」が鎮座しています。

旅の分かれ道を守護する神様として、古くから道中の安全を願う人々に親しまれてきました。

大山詣りの参拝者たちが山道を進む前に手を合わせてきた大切な場所だそうです。

山頂の本社まで足を延ばすと、さらに摂社が待っています。

「奥社」には大雷神が、そして「前社」には高龗神がそれぞれ祀られており、本社の主祭神・大山祇大神と三柱そろって参拝することで、山・雷・水という大山の神様の全貌を感じることができます。

さらに前社には、海からの目印として古くから漁師たちの崇敬を集めてきた航海守護の神「鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)」も合わせて祀られています。

海と山を同時に守護するこの神様の存在は、大山という地が持つ地理的に特別なものがあるのだな…と改めて感じました。

この日、筆者は山頂の本社まで行くことはできませんでした。

体力的な事もそうなのですが、本社に向かう皆さんを見ていたら完全に登山をする格好だったので、自分達のような軽装で行くべき場所ではないのだろう…と思い、断念しました。

やっぱり調べて事前に情報集めることは大事だなと思いました!!

またいつの日か、リベンジできたらと思っています୧( ′-′ )🔥

頂上本社へ続く入り口、鳥居と階段

大山阿夫利神社のご利益とこんな人におすすめの理由

大山阿夫利神社の御神徳は、三柱の御祭神の御神格を反映した幅広いものです。

御祭神・大山祇大神が持つ「山と水の守護」という御神徳から、農業・漁業・産業全般の繁栄、五穀豊穣、家内安全といった御利益が古来から伝えられています。

また、大雷神の「火防・盗難除け」、高龗神の「水の守護・航海安全」も、この神社の大きな御神徳です。

これらを総合すると、大山阿夫利神社は「生活全般を守り、仕事や事業の基盤を支える」包括的な守護神としての御神格を持つといえます。

特におすすめしたいのは以下のような方々です。

新しい事業・仕事を始める方には、産業守護・家内安全の御神徳が心強い支えになります。

転勤・引っ越し・旅行などで移動の多い方には、航海・旅の守護としての歴史から参拝がおすすめです。

また、自然の中で心をリセットしたい方にとっても、下社から望む絶景と澄んだ山の空気は、日常の疲れを癒す最高の環境です。

さらに、浅間社に祀られる木花咲耶姫命の御神徳として縁結び・美の守護も伝えられており、こちらを目当てに参拝する女性も多くいらっしゃいます。

山岳信仰・自然信仰の場として、また由緒ある歴史の舞台として、幅広い参拝者の心を受け止めてくれる懐の深さが大山阿夫利神社の大きな魅力なのではないでしょうか。

大山阿夫利神社の御朱印・お守り・ご祈祷情報

御朱印

大山阿夫利神社の御朱印は、現在書き置きのみでの授与となっています(状況により変更あり)。

受付は下社の社務所、および山麓の社務局にて行われており、受付時間は9:00〜16:30(土日祝日は17:00まで、ケーブルカーの運行時間に準ずる)が目安です。

御朱印の種類は全部で4種類あり、下社・本社(山頂)・社務局・浅間社それぞれで異なるデザインの御朱印を授与していただけます。

初穂料はいずれも500円です。

なお、本社の御朱印は山頂の本社社務所でもいただけますが、山頂が閉まっている場合は下社の社務所で授与してもらえるようです。

最新情報は公式X(旧Twitter)で随時更新されているため、参拝前に確認しておくと安心です。

お守り・授与品

大山阿夫利神社のお守りは、山の神・水の神の守護を象徴するものが中心です。

家内安全・厄除け・商売繁盛などの定番お守りのほか、浅間社での縁結びにちなんだお守りも人気があります。

また、大山の名物工芸品「大山こま」をモチーフにした絵馬やお守りは、この神社ならではの独自性あるデザインとして参拝者に親しまれています。

筆者は神社参拝に行くとよく塩を頂いてくるのですが、阿夫利神社でも『真塩』をいただいて来ました。

わたしは神社さんのお塩は、出かける時に少量を半紙に包んで持ち歩いたりすることが多いです。

ご祈祷

ご祈祷は下社社務所にて受け付けています。

予約不要・当日申し込みが基本ですが、混雑する時期(正月・大安・祝日など)は社務所が混み合うことがあります。

祈願内容は家内安全・厄除け・縁結び・商売繁盛・安産など多岐にわたります。

詳細は公式サイト または山麓にある社務局(TEL:0463-95-2006)にお問い合わせください。

傘みくじ雨(小吉)と快晴(大吉)
大山の空に浮かぶ雲

大山阿夫利神社へのアクセス・駐車場情報

電車・バスでの行き方(最寄り駅からのルート)

最寄り駅は小田急線「伊勢原駅」です。

伊勢原駅北口4番乗り場から神奈川中央交通バス「大山ケーブル行き」に乗車し、終点「大山ケーブル」バス停で下車します。

所要時間はバスで約30分です。

バス停から「こま参道」を歩いてケーブルカー乗り場まで約15分、ケーブルカーに乗車して6分で「阿夫利神社駅(下社)」に到着します。

都心からは、新宿駅から小田急線の急行または特急ロマンスカーを利用すると伊勢原駅まで約1時間〜1時間半程度です。

全体の所要時間は乗り継ぎを含めて約1時間30分〜2時間が目安です。

車での行き方と駐車場の情報

車でお越しの場合は、新東名高速道路「伊勢原大山IC」が最寄りです。

ICから神奈川県道611号大山板戸線を経由して、大山の市営駐車場まで約10〜15分です。

市営駐車場(こま参道手前)は複数あり、普通車を数百台収容できる規模ですが、週末・祝日・紅葉シーズン(例年11月中旬〜下旬)は特に混雑が激しくなります。

紅葉の時期には周辺道路まで渋滞が伸びることも珍しくないため、早朝(8時前)の到着をおすすめします。

市営駐車場が満車の場合は、周辺の民間駐車場やお土産屋の駐車場を案内されることもありますので、係員の誘導に従うとスムーズです。

詳しい位置関係は以下のルートマップを参考にしてみてください。

大山阿夫利神社 基本情報

正式名称 大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)
御祭神 大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)
大雷神(おおいかずちのかみ)
高龗神(たかおかみのかみ)
所在地 神奈川県伊勢原市大山355(社務局)
※下社は「大山12」に位置します
アクセス 小田急線「伊勢原駅」からバス「大山ケーブル行」で約25分、終点下車後こま参道を徒歩約15分、大山ケーブルカー「阿夫利神社駅」下車すぐ(下社)
開門時間 境内自由(社務所・授与所は 平日9:00〜16:30 / 土日祝9:00〜17:00 ※ケーブルカー運行時間に準ずる)
駐車場 なし(周辺の「市営大山駐車場」などの有料駐車場を利用、計約200台以上)
ご祈祷 毎日9:00〜16:00受付(当日申し込み可能、事前のネット予約も可)
御朱印初穂料 500円(通常御朱印)
公式サイト https://www.afuri.or.jp/

※本記事の参拝レポートは2023年3月参拝時点の体験をもとに執筆しています。アクセス・授与品・受付時間などの情報は2026年8月現在の最新データですが、今後変更になる場合があります。参拝の際は事前に公式サイト等をご確認ください。

無事かえる 無事帰山御守 無事カエル像
ケーブルカーに乗ってるコロコロクリリン

さいごに

創建2,200年以上の歴史を誇り、江戸時代から庶民に愛されてきた大山阿夫利神社。

山・雷・水を司る三柱の御祭神の力強い御神徳。

ケーブルカーに乗るという初めての経験もさせて頂き、とても楽しい参拝をさせていただきました(^^)

時期的にも春先というまだ肌寒い季節でしたが、石段を登ったりとしっかり歩くことが多かったので意外と寒さは感じず、丁度良かったかな…と思います。

おみくじも『あめふり山』で『雨』を引けたのはこれもちょっとご縁を感じました。

有り難いです。

そして最後にグルメ情報〜

伊勢原駅まで戻り駅前のお店で昼食🍴

この後、海老名へ

夕飯はフードコートで天丼(^^)

どちらも美味しかったです(*˘︶˘人)

以上、グルメ情報でした!

単に筆者が食したものの情報ですが( ˆ꒳ˆ; )

記事を最後まで読んでくださった皆様、感謝です✨

ありがとうございました。

良い御縁が繋がりますように〜…

さなえ🍃✨

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