【現地レポ】洲崎神社の見どころ完全ガイド!ご利益・御朱印からアクセスまで徹底解説

洲崎神社の随身門 神社参拝

今回は、以前2022年5月に参拝した『洲崎神社』の様子をレポートします。

安房神社への参拝を終えた同じ日、再びバス移動し立ち寄ったのが洲崎神社です。

千葉県館山市の御手洗山(みたらしやま)の中腹に鎮座する洲崎神社(すのさきじんじゃ)は、「鳥居越しに富士山が望める」絶景スポットとして知られる、安房国屈指の由緒ある古社です。

急勾配の石段・厄祓坂を上った先に広がるパノラマの眺望、館山市指定文化財の朱塗りの本殿、そして源頼朝とのゆかりなど、見どころが詰まったこの神社の魅力を、境内の様子からアクセス・御朱印情報まで余すところなくお伝えします。

洲崎神社とは?歴史と祀られている御祭神について

古くから地域を見守る洲崎神社の成り立ちと歴史エピソード

洲崎神社の創始は、初代天皇・神武天皇の御代にさかのぼると伝えられています。

社伝『洲崎大明神由緒旧記』によれば、安房の地を開拓した天富命(あめのとみのみこと)が、祖神にあたる天太玉命(あめのふとだまのみこと)の后神である天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)の御鏡を御神体として、現在の御手洗山(美多良洲山)に祀ったのが起源とされています。

平安時代の『延喜式神名帳』には「后神天比理乃咩命神社(元名洲神)」として式内大社に列せられており、当時から朝廷に重視された格式の高さが歴史資料からも確認できます。

また、朝廷から正三位という高い位を与えられていたことも記録に残っており、その神聖さが広く認められていたことがうかがえます。

歴史上の著名なエピソードとして特に有名なのが、源頼朝との深い縁です。

治承4年(1180年)、石橋山の合戦に敗れて房総の地に逃れてきた頼朝は、まず当社に参籠して源氏の再興を祈願したと伝えられています。

その後、寿永元年(1182年)には妻・政子の安産祈願のために奉幣帛使を派遣し、広大な神田を寄進。

鎌倉幕府の創設後も関東武家の篤い崇敬を集め続けました。

江戸時代には、江戸城を築いた太田道灌が当社の御分霊を鎮守として奉斎したことが、神田明神の摂社・八雲神社の前身と伝えられています。

また、寛政9年(1797年)には幕府の海岸巡視を行った老中・松平定信が参詣し、「安房國一宮洲崎大明神」の扁額を奉納しました。

東京湾を挟んで品川・神奈川など対岸の港町にも御分霊が祀られるなど、「東京湾の守り神」として海を渡る人々の信仰を広く集めてきた歴史を持ちます。

御祭神「天比理乃咩命」はどんな神様?

洲崎神社の御祭神は天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)です。

元の名を「洲ノ神(すさきのかみ)」とも称するこの女神は、安房神社の主祭神・天太玉命(あめのふとだまのみこと)の后神(きさきがみ)、すなわち妃神にあたります。

天比理乃咩命は、安房の地を開拓した忌部一族の総祖神・天太玉命と夫婦として並ぶ存在であり、大地と海の両方を守護する神格を持つとされています。

東京湾の出入口を見下ろす御手洗山の中腹という立地から、古くから漁師・船乗りの守護神として篤く信仰されてきました。

太平洋と東京湾が交わるこの地は、かつて沖を行き交うすべての船がこの神社を目印にしていたとも伝えられており、「海上交通の関所」とも呼ばれていました。

御神徳として特に知られているのが航海安全・豊漁・安産です。

天太玉命の后神という神格から、夫婦円満や縁結びの御利益も伝えられています。

また、境内には足腰の守護に関する信仰も根付いており、険しい石段を上り下りするこの神社ならではの独自の御神徳として、多くの参拝者に親しまれています。

【参拝レポ】洲崎神社の見どころと境内の様子

鳥居から神門、そして荘厳な御社殿へ

安房神社の参拝を終えた後、再びバスに揺られ洲崎神社へ向かいました。

海沿いの道路を進むと、右手に大きな白い鳥居…

これが「浜鳥居(はまとりい)」と呼ばれる海岸沿いの一の鳥居で、鳥居の奥に雄大な太平洋が広がるという、他の神社ではなかなかお目にかかれない独特の景観だそうです。

空気が澄んだ晴れた日には、この浜鳥居越しに富士山の姿を望むことができるといいます。

筆者は何故かこの鳥居に気付かず、真っ直ぐ境内のある鳥居の方へ…( ̄▽ ̄;)

次回は是非!浜鳥居にも足を運んでみたいと思います。

境内への入口は、浜鳥居から道路(県道257号)を挟んだ山側にあります。

目の前にどっしりとした石造りの鳥居があります。

鳥居を潜って手水舎でお清めをし、その先にあるのが宝永年間に建てられたとされる随身門(ずいじんもん)。

左右に随身像が安置されています。

そして、この随身門をくぐり抜けた目の前に立ちはだかるのが、「厄祓坂(やくばらいざか)」と呼ばれる急勾配の石段です。

148段の石段は、急角度でまっすぐ上へと伸び、下から見上げると思わず怯みそうになるほどの高さです。

離れた場所から見えてたのですが

「えっ!?まさかコレ登るの…??Σ( ° △ °|||)」っていう( ˆ꒳ˆ; )

覚悟を決め、石段を一歩一歩上がりながら、この「厄祓坂」という名のとおり、一段上るごとに身の内の厄が払い落とされていくような?

ハッキリ言って登ってる時はめちゃくちゃキツかったです( ´Д` ||)

キツかったですが、石段を上り切ったその先に待っていたのは清々しさと新緑が輝く綺麗な景色でした。

振り返ると眼下に館山湾(鏡ヶ浦)の青い海が広がり、遠く房総の緑の山々が続く180度のパノラマが展開します。

拝殿はこぢんまりとしたシンプルな造りですが、その奥に見えるのが朱色で塗られた色鮮やかな本殿です。

参拝を終え、少し散策をしてみました。

境内の隠れた見どころと神聖な空気が漂うスポット

洲崎神社の見どころは、石段と絶景だけではありません。

(個人的にはやっぱりあの石段に圧倒されましたが( ̄▽ ̄;)…)

境内やその周辺には、興味深いスポットが点在しています。

まず注目したいのが、筆者が気付かず行けなかった先ほどの浜鳥居のすぐ近く、海岸線の磯場に鎮座している「御神石(ごしんせき)」です。

案内板の写真は撮っているのに( ˆ꒳ˆ; )

竜宮から奉納されたと伝わる長さ2.5mほどの細長い巨石は、「海の神様からの贈り物」という神話的な由来を持ち、この神社の海との深い繋がりを象徴しています。

荒波に磨かれたような独特の質感が、古代から続く信仰の重みを感じさせるということです。

竜宮からの奉納とか!

ロマンしかないですよね!?

これはお目にかかれなかった事が、もの凄く悔やまれます(´・ω・`)

やはり、いつかリベンジですかねぇ〜、、、

また、浜鳥居のそばの海岸からは、道路を挟んで神社を海側から見上げる独特のアングル…

御手洗山の斜面に社殿が鎮座する様子が全体で見渡せ、「山と海のはざまに守られた神社」という洲崎神社の本質的な姿が伝わってきます。

この浜辺からの眺めはぜひ参拝前後に見ておきたい景色だと思いました。

先程少しお話した本殿は館山市指定有形文化財に指定されており、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)という格式ある建築様式で建てられています。

拝殿越しに見える朱色の本殿と白い欄間彫刻の対比は、境内の中でもひときわ目を引く美しさで、この神社の格式の高さを如実に物語っています。

境内の摂社・末社めぐり

御本殿への参拝を終えたら、ぜひ境内の摂社・末社へも足を運びましょう。

洲崎神社の境内には、本社の御神徳を支え、それぞれに固有の信仰を集める重要な境内社が鎮座しています。

まず、拝殿の左手に目に入るのが「稲荷神社」です。

鮮やかな朱色の鳥居が連なる美しい佇まいが特徴で、御祭神には五穀豊穣や商売繁盛の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)がお祀りされています。

古くから地元の生活や生業を守る神として、今も篤い崇敬を集めるお稲荷様です。

一方、拝殿の右手側から少し石段を上った高い場所には、「長宮(ながのみや)」と「金毘羅宮(こんぴらぐう)」が並んで鎮座しています。

長宮は、複数の神様を一つの社殿に合わせ祀る形式の末社です。

その御祭神は、海を司る豊玉彦命(とよたまひこのみこと)、山を司る大山津見命(おおやまつみのみこと)、厄除けや開発の神である建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、そして農工商や医薬の神である大物主命(おおものぬしのかみ)の四座です。

自然の万物を護る神々が一堂に集う、非常に力強いパワースポットとなっています。

その長宮に隣接する金毘羅宮には、同じく大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が海上安全・航海守護・医薬の神として単独でお祀りされています。

東京湾の出入口を見下ろす洲崎の地において、海の安全を願う金毘羅信仰は本社の御神徳とも深く結びついており、かつては多くの船頭たちが絵馬を奉納した歴史を持ちます。

なお、長宮や金毘羅宮へと続く石階段は傾斜があり、天候によっては滑りやすいため、参拝の際は足元に十分注意してください。

洲崎神社のご利益とこんな人におすすめの理由

洲崎神社の御神徳として特に広く知られているのが、航海安全・豊漁・安産祈願・厄除開運です。

東京湾の出入口を見下ろす立地から古来、海に関わるすべての人々の守護神として最高の崇めを受けてきた歴史があります。

戦前まで境内には、海上安全を祈った船頭や漁師たちが奉納した絵馬が多く掲げられていたそうで、海の男たちの熱い信仰を感じます。

安産・子授けのご利益については、源頼朝が妻・北条政子の安産を祈願するために使者を派遣し、神田を寄進したという歴史的エピソードが有名です。

天太玉命の后神(妃神)という女性の御祭神であることから、現代でも夫婦円満や良縁成就・縁結びを願う参拝者が多く訪れます。

また、隣接する養老寺の「足腰守護」の信仰と、洲崎神社そのものの「148段の急勾配な厄祓坂を上り下りする」という参拝体験が重なり、健脚祈願や健康長寿を願う場所としてもご利益がありそうですね。

洲崎神社の御朱印・お守り・ご祈祷情報

御朱印

参拝の記念としてぜひ拝受したいのが、安房國一之宮の歴史を刻む洲崎神社の御朱印です。

洲崎神社では、中央に力強く「洲崎神社」と墨書きされ、右上に「安房國一の宮」の印が押された、格式高い御朱印をいただくことができます。

御朱印を拝受できる「社務所(授与所)」は、148段の石段(厄祓坂)を登る手前の左側、随身門のすぐ横に位置しています。

また、御朱印の授与方法は参拝する曜日によって異なります。

  • 土日祝日(神職さんが在中している日)
    石段の麓にある社務所が開所しており、御朱印帳への「直書き(お書き入れ)」でいただくことができます。石段を登る前に社務所へ御朱印帳を預け、急な石段を登って御本殿への参拝を終えたあと、下りてきた際に受け取る流れにするとスムーズです。
  • 平日(神職さんが不在の日)
    社務所は閉まっており、石段手前にある「随身門」の内部に「書き置き(紙)」の御朱印が用意されています。こちらは料金箱に初穂料(500円)を各自で納めて拝受するセルフ形式となっています。平日に参拝される際は、あらかじめお釣りのないよう500円硬貨を準備しておきましょう。
お守り・授与品

洲崎神社では、御祭神の優しく力強い御神徳をいただくお守りや絵馬が用意されています。

女性の守護神である御祭神にちなんだ、優しい色合いの「縁結び守」や「安産守」のほか、東京湾の出入り口に面した洲崎の地ならではの、航海や旅の安全を祈願する「海上安全守」などが親しまれています。

また、かつて戦に敗れた源頼朝公が源氏再興の願いを叶えたという故事にあやかり、困難を乗り越えて大きな目標を達成するための「大願成就の絵馬」も授与されています。

ただし、これらのお守りや絵馬を拝受する際には、参拝する曜日に注意が必要です。

お守りや絵馬の授与は、神職さんが在駐の社務所が開いている「土日祝日のみ」となっています。

平日は社務所の窓口が閉まっており、お守りの販売や無人授与は一切行われていません。

お守りや絵馬を希望される方は、土日祝日にお出かけください。

ご祈祷

家内安全、身体健全、安産祈願、海上安全などの各種ご祈祷(個人・法人向け)も執り行われています。

洲崎神社でのご祈祷は、常駐の神職がいらっしゃらない日がある関係上、完全事前予約制となっています。

ご祈祷を希望される場合は、必ず参拝の数日前までに、洲崎神社の直通連絡先(宮司宅 TEL:0470-29-0713 または 0470-33-2800)へ直接お電話にてお問い合わせ・ご予約の上、足を運ぶようにしてください。

洲崎神社へのアクセス・駐車場情報

電車・バスでの行き方(最寄り駅からのルート)

最寄り駅はJR内房線「館山駅」です。

館山駅の東口3番乗り場から、JRバス関東の路線バス「洲の崎線」(花の道藤原 行き、千里の風 行き、伊戸漁港 行きなど)に乗車し、「洲の崎神社前」バス停で下車します。

所要時間は館山駅からバスで約27〜30分で、バス停から洲崎神社の境内入口(随身門前)までは徒歩約1〜3分です。

バスの運行本数はおおむね1時間に1本程度と限られていますが、2026年4月にも最新のダイヤ改正が実施されています。

乗車前にJRバス関東の公式サイトやNAVITIMEなどで最新の運行時刻表をご確認ください。

また、現地に到着した際、帰りの館山駅行きバスの時刻をあらかじめバス停の時刻表で確認しておくと安心です。

なお、東京方面から公共交通機関でアクセスする場合は、東京駅から運行している高速バス「房総なのはな号」などを利用してまず館山駅前までアクセスし(所要約2時間15分)、そこから上記の路線バスに乗り換えるルートが便利です。

車での行き方と駐車場の情報

車で洲崎神社へ向かう場合は、館山自動車道からつながる富津館山道路の「富浦IC」が最寄りのインターチェンジとなります。

富浦ICを降りた後は、国道127号・県道257号線(房総フラワーライン)を経由して海岸沿いをまっすぐ南下します。

富浦ICからの所要時間は約25分が目安です。

駐車場は、県道沿いにある神社入口(鳥居・随身門)のすぐ左脇に、無料の参拝者用専用駐車場(普通車約10台分)が整備されています。

普段は混雑で停められないということは少なく、比較的スムーズに駐車可能です。

ただし、お正月期間や大型連休、および毎年8月20日・21日に執り行われる「例大祭」の前後などは多くの参拝者で賑わうため、早めの時間帯の到着を心がけることをおすすめします。

⚠️ 【駐車場に関する重要な注意点】

洲崎神社の目の前には美しい海岸と「浜鳥居」がありますが、海岸側の敷地や浜鳥居の前は「駐車禁止区域」に指定されています。

車は必ず山側(道路沿い)にある「神社専用の無料駐車場」に駐車するようにしてください。

詳しい位置関係は以下のルートマップを参考にしてみてください。

洲崎神社 基本情報

正式名称 洲崎神社(すのさきじんじゃ)
御祭神 天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)
所在地 千葉県館山市洲崎1697
アクセス JR内房線「館山駅」からJRバス関東(洲崎線)で約30分、「洲崎神社前」下車後徒歩約5分
開門時間 境内自由(※基本無人の神社です)
駐車場 あり(無料・約10台程度、海岸の鳥居前は駐車禁止)
ご祈祷 事前相談(※通常時の当日受付・予約体制はありません)
御朱印初穂料 500円(※基本は随神門付近の料金箱へ納める「書置き」対応)
お問い合わせ 0470-29-0713(または 館山市観光協会 0470-22-2000)

※本記事の参拝レポートは2022年5月参拝時点の体験をもとに執筆しています。アクセス・授与品・受付時間などの情報は2026年8月現在の最新のものですが、変更になる場合があります。ご祈祷の予約や直書き御朱印の最新の対応状況については、事前に神社または館山市観光協会へ直接お問い合わせください。

さいごに

この日は、安房神社と洲崎神社の二社を1日で参拝させていただいたのですが、とても濃い充実した1日になりました。

満足感で疲労も心地良かったりしました( ˶˘꒳˘)

洲崎神社はなんと言ってもあの石段が印象的でしたかね〜…

筆者が体力なさすぎっていう( ˙▽˙ ; )

神社巡りは体力使いますもんね!

やっぱり日頃からコツコツ歩く習慣は大事だな…と思いました。

それから次回は、浜鳥居の方にも是非立ち寄ってみたいと思いました。

因みに筆者はここに行きたい!っていう神社さん見つけたら最低限の情報(位置情報等)しか調べて行かないので見落としが結構あるのです…

帰って来て調べて

「えっ!?こんな所もあったのか( ๐_๐)〣」

ってことが度々あります。

ある程度の事前情報は頭に入れておいた方が、取りこぼしが無くて良いのではないかと思いました。

ここで、グルメ〜Ψ(*¯ч¯*)”

安房神社、洲崎神社とまわり昼食はタイミングを逃し食べられずクラッカーのみ…

その後、館山を離れて安房鴨川へ!

そして迷った挙句、焼肉へ(⌯’ᵕ’⌯)´-

昼間食べ損なった分、デザートまでしっかりいただきました!ごちそうさまでした(,,ᴗ ᴗ,,)

皆様も房総の旅、ゆったりしてみてはいかがでしょうか?

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

さなえ🍃✨

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